著者
田窪 千子
出版者
鳥取大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

N-acetyltransferase human (NATH)は、タンパク質の翻訳後修飾に関与し、アポトーシスへの関与が報告されている。ヒト扁平上皮癌細胞において5フルオロウラシルの(5-FU)の細胞毒性へのNATHの関与を調べた。5-FUは量依存的および時間依存的にNATH 遺伝子発現量を減少させた。他の抗癌剤ではNATH 遺伝子発現量は減少しなかった。NATHが5-FUの細胞毒性で重要な役割を果たすのを示す事が示唆された。