著者
田縁 正治
出版者
宮崎公立大学
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 (ISSN:13403613)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.135-145, 2009-03-06

オープンソースソフトウエアを利用して宮崎のご当地検定試験の処理システムを開発した。開発はHTML、JavaScript、PHP、そしてMySQLを利用するためのSQL文を利用して行った。検定試験は1000名を超す受験者があったが、このシステムを利用することで受験票の作成から合格証書の作成まで行うことができた。課題も見出された。ひとつはサーバをきちんと独立させるためにアップロードやダウンロード機能をつけることなどである。今後さらに改良を重ねてより使いやすいシステムにしていくことが確認された。
著者
田縁 正治
出版者
宮崎公立大学
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 (ISSN:13403613)
巻号頁・発行日
vol.10, no.1, pp.113-128, 2003-03-20

コンピュータグラフィックスにより,3次元の建造物を仮想的に作成する方法を検証した。3次元グラフィックスは2次元グラフィックスとは全く異なった手法が必要であり,コンピュータのハードウエア及びソフトウエアの両面で高い性能が必要である。特にリアルなグラフィックスを作成しようとすると,写真データを利用することが必須であり,この結果コンピュータが負担しなければならない処理量が大幅に増大する。検討した結果,増大した処理量を短い時間で処理するよう効率の良いプログラムを作成するには言語としてVisual C++を使用することが良かった.また,3次元空間を作成し,テクスチャを貼り3次元から2次元に変換するためのプログラムを作成するにはMicrosoft社が無償で提供するDirect Xを使用することが良い方法であることが分かった。ハードウエアに関してはNVIDIA社製のGeFORCE4は十分な性能を持っていた。これらの性能を実際に検証するためのプログラムは宮崎公立大学を建造物として作成した。これは,センター試験を受験するために宮崎公立大学を訪れる高校生に,試験会場内を仮想的に訪れることを支援する目的で作成した。このプログラムを利用した結果,いくつかの改良点が見出されたが,昨年の同様の目的で作成したプログラムに比べてリアルで好評だった。
著者
田縁 正治
出版者
宮崎公立大学
雑誌
宮崎公立大学人文学部紀要 (ISSN:13403613)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.169-179, 2006

3DCGと呼ばれる3次元コンピュータグラフィックスを利用して建造物を表わすソフトウエアの開発を行った。開発の対象は大学入学のためのセンター試験の試験会場をコンピュータ上でバーチャルに表現し、下見に来た受験生に提供するソフトウエアとした。これまでに開発したソフトウエアを基に受験生の席が規則的に並んでいない場合でも対応できるように改造した。また、廊下を移動する際によりリアルな感覚を与えられるように窓の外の景色を作成した。これはかなりの効果があり、好評であった。今後のソフトウエア作成の参考となると考えられる。今後の開発環境についても議論された。