著者
井上 浩義 甲斐原 梢 甲斐原 梢
出版者
慶應義塾大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究課題では、放射線治療・核医学検査において排出される放射性ヨウ素および放射性テクネチウムが水中において陰イオン性を呈することを利用して、(1)携帯型尿濾過器の開発、および(2)隔膜電気浸透法を用いる放射性廃水濃縮処理システムの開発を目的とした。この目的のために、陰イオン交換濾紙膜を5種類および両性イオン交換濾紙膜を1種類新たに開発・製造した。当該イオン交換濾紙膜およびバイポーラー膜を用いて効率的な医療用放射性廃水の処理を可能とした。