著者
白 文明 吉村 季織 高柳 正夫
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会技術報告 (ISSN:13426893)
巻号頁・発行日
vol.38, no.4, pp.33-38, 2014-01-21

近赤外分光光度計あるいは可視近赤外用ハイパースペクトルカメラでの測定結果にPLS (Partial least squares)回帰法を適用して,ブルーベリー果実の糖度,酸度,アントシアニン含量の測定が可能かどうかを検討した。透過測定と拡散反射測定のいずれが有利か,検量モデルの作成には品種の区別が必要か,測定部位を選ぶ必要があるか〔萼(がく)の部分で測定しても大丈夫か〕などを検討した。その結果,測定と解析を適切に行えば,十分に実用レベルの精度での分析が可能であることが明らかになった。