著者
川井 彩耶 椎尾 一郎 的場 やすし
雑誌
第81回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, no.1, pp.257-258, 2019-02-28

多くの人々が,「勉強をしなければならないがやる気が出ない」という問題を抱えている.勉強における筆記量や状態に応じて報酬が得られるようなシステムがあればユーザの勉強意欲が向上すると筆者らは考えた.そこで,ペンの動きを取得し,その勉強量に応じてご褒美としてキャンディマシンからチョコレートが得られる「チョコっと頑張るマシン」を提案・開発した.本システムでは,ペン先に再帰性反射材付きのキャップを装着し,赤外線カメラでフレームごとのキャップの重心や傾きを検出して,それを元に機械学習を用いて勉強状態を判断する.報酬が得られるという外発的動機づけの観点から,勉強に対するユーザのモチベーション向上を目指した.
著者
安齊 クレア 的場 やすし 椎尾 一郎
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2015論文集
巻号頁・発行日
vol.2015, pp.372-377, 2015-09-18

ペットの飼い主にとって,外出中のペットの様子は最も気がかりな要因のひとつである.そこで本研究で は,遠隔地から自宅の猫の様子をビデオ画面で確認しつつ,猫じゃらしを遠隔操作するシステムを開発し た.本システムの大きな特徴は,猫が猫じゃらしを捕まえると操作者の手にひっかかれた感触が伝わる点 である.操作者はマウスと一体化した痛み伝達デバイスを操作することで,遠隔地の猫じゃらしを操作し つつ,猫の反応に応じて痛みが伝わる.実際の猫の反応に連動した痛みによるフィードバックがあること で,ペットとの臨場感あふれる遠隔コミュニケーションを実現した.