著者
目野 幹雄
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
海岸工学講演会講演集 (ISSN:04194918)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.56-63, 1965-11-15 (Released:2010-06-04)
参考文献数
35

前回の報告ではMiles-Phillipsの風波発生理論とPhillipsの平衡領域のスペクトル理論をもとにして, 風波特性の解明を試みた。この論文では, さらに, 風と波との相互作用を支配する原理として “エネルギー仮説” を提出し, これから導かれる一連の理論的結果として, fetch graph, スペクトル最大の周波数, 海面粗度係数などを求め, また風と波との間のエネルギー授受の力学関係をも示すことができた (なお, 文中前の2報告をそれぞれ論文I, IIとして引用する)。