著者
姜 信善 相川 一哉
出版者
富山大学人間発達科学部
雑誌
富山大学人間発達科学部紀要 (ISSN:1881316X)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.1-20, 2009-11

本研究では,アイデンティティ・ステイタスの差により,理想自己と現実自己とのズレにおけるとらえ及び対処がどのように異なるのかを調べる。そのことからアイデンティ・ステイタスによって,理想自己と現実自己とのズレはどのようにとらえられ,具体的にどのような対処がなされるのかを明らかにすることができ,自己概念の形成について何らかの示唆が与えられるのではないだろうか。この点について検討することが,本研究の目的である。