著者
西田 佳史 相澤 洋志 堀 俊夫 柿倉 正義
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2002, 2002
被引用文献数
7

日常環境において人を中心とした情報処理サービスを提供するには, 日常活動を認識することが不可欠である。日常活動を認識するアプローチとして, 従来, 環境側に埋め込まれたセンサの情報を利用して, 人の活動を推定する手法が試みられてきた。本稿では, ホッチキス, パンチといったその空間的な位置や構成要素間の状態が変わる対象物をセンサ化し(センサライゼーション), これらの対象物型センサを用いることで人の日常活動を認識するシステムを提案する。また, 対象物センサ化システムを低コストで具現化できるシステムとして, 超音波センサを対象物に1つ以上取り付け, 日常環境中の多数の対象物をセンサ化するシステムについて述べ, このシステムを用いた日常活動の認識実験について報告する。