著者
矢島 妙子
出版者
日本文化人類学会
雑誌
日本文化人類学会研究大会発表要旨集 日本文化人類学会第52回研究大会 (ISSN:21897964)
巻号頁・発行日
pp.116, 2018 (Released:2018-05-22)

高知の「よさこい祭り」が、1992年に札幌に伝播して「YOSAKOIソーラン祭り」となり、その後、全国に同様な「よさこい系」祭りが誕生した。グローバリゼーションの時代であるが、各地の「よさこい系」祭りが、祭りとしてその土地で確固たるものとなったとき、それが、自分たちの文化となる。伝播型の祭りは、本家も影響を受けながら、また、本家性が曖昧となり、正確さを欠きながらも展開し、各地の文化となり、継承される。