著者
矢野 峰生
出版者
八戸大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究の目的は、今後の地域づくりで依拠すべき新たな概念をコミュニティのもつ機能に注目して導き出すことにあった。本研究では、地域イメージで地域価値向上を試みるコミュニティ活動に注目した。とりわけコミュニティビジネスは、生活者にメッセージを伝える重要な役割をもつという知見を得た。これを活用して、地域イメージを伴うコミュニケーションを生活者と交わすことが重要である。地域の衰退を乗り切るのは、自発的な協働活動を支えるアクター達である。彼らによって形成されたコミュニティによって、魅力的なライフスタイルを提示することが求められている。以上の指摘を整理し、本報告書としてまとめた。