- 著者
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筒井 久美子
矢野 謙一
- 出版者
- 熊本学園大学
- 雑誌
- 挑戦的萌芽研究
- 巻号頁・発行日
- 2009
北朝鮮の教科書には、金日成や金正日が必要不可欠・国父的存在であることや人民として取るべき模範的考え方や行動が、さまざまな修辞法(例えば、反復、説得、比較、非言語的描写、問答形式)を通して確実に学習できるようになっている。また人民は守られ幸福であることが、外国を否定的に描くことにより示されている。これらの修辞的技法は現在でも政治体制を継続するため、また人民の言動や思考を操作するために使われているのである。