著者
筒井 久美子 矢野 謙一
出版者
熊本学園大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2009

北朝鮮の教科書には、金日成や金正日が必要不可欠・国父的存在であることや人民として取るべき模範的考え方や行動が、さまざまな修辞法(例えば、反復、説得、比較、非言語的描写、問答形式)を通して確実に学習できるようになっている。また人民は守られ幸福であることが、外国を否定的に描くことにより示されている。これらの修辞的技法は現在でも政治体制を継続するため、また人民の言動や思考を操作するために使われているのである。
著者
筆内 美砂 カッティング 美紀 秦 喜美恵 筒井 久美子 平井 達也
出版者
日本リメディアル教育学会
雑誌
リメディアル教育研究 (ISSN:18810470)
巻号頁・発行日
pp.2022.03.11.01, (Released:2022-04-01)
参考文献数
15

本稿は,立命館アジア太平洋大学(APU)で開講する初年次向け多文化間共修科目について,対面とオンラインを併用した同時双方向型ハイブリッド型授業(ハイフレックス型)の授業実践例を報告し,その教育実践の成果と課題を明らかにする。当該科目は,文化的・言語的背景が異なる学生が混ざってプロジェクトを実施するPBL (Project Based Learning)型授業であり,学部生のティーチングアシスタントを活用したユニークな授業である。全受講生対象の授業評価アンケートの分析結果から,2019年度の対面型と比べて,2020年度のハイブリッド型授業はすべての項目の評価が上がった。とりわけ「学生の学び」「アクティブラーニング」「教員の姿勢・関わり,授業設計」が該当する。これらの結果を踏まえて,ハイブリッド型による多文化間共修授業を活かすために重要な「教育的仕掛け」を考察する。
著者
筒井 久美子 秋庭 圭子 児玉 孝次 橋詰 明英
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.113-114, 1995-03-15
被引用文献数
1

病院情報システムは、院内業務の効率化を目的とした医事会計システム、オーダリングシステムと発展し、現在診療の質的向上を図る診療支援システムが製品化されつつある。これら病院情報システムの開発において、運用方法の違いによる病院毎あるいは科単位でのカスタマイズや、年1回の医療費改定時のカスタマイズにおける開発工数の増大が、現在深刻な問題の一つとなっている。そこで上記問題の解決策として、生産性向上手段の一つであるオブジェクト指向技術を導入し、病院情報システムの一部である薬歴管理システムの開発に適用した。本稿では、上記薬歴管理システムにおける再利用性・生産性評価を行い、病院情報システムの開発におけるオブジェクト指向技術の適用可能性について述べる。