著者
石内 征夫
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.15, no.6, pp.382-386, 1976-12-15 (Released:2018-05-31)

可燃性液体の引火点を求める,次の推算式を提出した. 非会合性:TF={Tb0.119+(0.0656)(N/B)-0.119-0.185}1/0.119 会合性:TF={Tb0.105+(0.0570)(N/B)-0.105-0.142}1/0.105 TF:引火点[。K],Tb:標準沸点[。K],B:全圧[mmHg],N:可燃性液体1モルを完全に燃焼させるに必要な酸素の理論モル数. 二成分系以上の場合には,Nの代わりに,ΣyiNiを用いて,上式により推算できる.計算図表を,図1,図2に与えた. 計算値と実測値とは,よく一致しており,有用と考えるが,ハロゲン化合物には,その化学的抑制作用のために適用できない.