著者
石尾 隆
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.1_47-1_60, 2012-01-26 (Released:2012-03-26)

動的解析とは,プログラムの実行時情報を収集し,その実際の振舞いや性能を解析するための技術である.本稿では,ソースコードに対する解析と比べた場合の動的解析の特徴を述べ,コードカバレッジの計算や統計的デバッギングなどの動的解析手法を解説する.また,読者が解析手法を試すことができるように,Javaプログラムの解析に役立つツールについても紹介する.
著者
森田 大夢 平尾 俊貴 石尾 隆 新田 章太 小西 俊司 森 康真 松本 健一
雑誌
ソフトウェアエンジニアリングシンポジウム2019論文集
巻号頁・発行日
vol.2019, pp.253-254, 2019-08-22

ソフトウェア開発者の育成を目的としたプログラミング研修では,プログラミングスキルの向上が期待される.本研究では,研修の効果を測定する試みとして,あるソフトウェア開発企業の新人研修で収集した 22 名のソースコードを用いて,研修前後でのプログラミングスキルの変化をソフトウェア品質の観点から調査した.その結果,研修前後でソースコード内の複雑度はあまり変化せず,宣言命令数が増加する傾向にあることを確認した.その要因として,研修後は変数を必要になった時点で宣言すると同時に初期化して使用するようにプログラムを記述する傾向が見られた.
著者
ブャンネメフオドフー 眞鍋雄貴 伊達浩典 石尾隆 井上克郎
雑誌
研究報告組込みシステム(EMB)
巻号頁・発行日
vol.2013-EMB-29, no.2, pp.1-8, 2013-05-20

ソフトウェアの保守を困難にする要因の一つとしてコードクローンが挙げられる.コードクローンとは,ソースコード中に,互いに類似または一致した部分を持つコード片のことである.各コードクローンは,たとえ記述が同一であってもそれらの周辺のコードに依存して異なる動作をする可能性がある.しかしながら,実際にどの程度コードクローンが周辺コードに依存しているかはわかっていない.本研究では,コードクローンと周辺のコードとの依存関係を明らかにするため,コードクローンの周辺コードの量と,周辺コード間の違いについて調査を行った.その結果,多くのコードクローンに周辺コードが存在し,多くのコードクローン間で周辺コードが異なることを確認した.
著者
石尾 隆 吉村 健太郎
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.12, pp.1-7, 2011-07-14
被引用文献数
1

本稿では,2011 年 5 月 21 日から 28 日まで,アメリカのハワイ州ホノルルにて開催された第 33 回ソフトウェア工学国際会議 (33rd International Conference on Software Engineering) および併設ワークショップについて紹介する.This paper reports major topics of the 33rd International Conference on Software Engineering (ICSE2011) and co-located workshops held in May 2011 in Honolulu, Hawaii, USA.
著者
秦野 智臣 石尾 隆 井上 克郎
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.33, no.4, pp.4_4-4_15, 2016-10-25 (Released:2017-01-14)

ソフトウェア工学において,Javaを対象としたプログラム解析を行う場合,制御フローグラフやデータ依存関係,制御依存関係,メソッドの呼び出し関係がしばしば必要になる.これらの情報を得る手段として,既存のプログラム解析ツールを用いることが考えられるが,利用者が解析アルゴリズムについて十分理解していないと,その利用が困難である. SOBA(Simple Objects for Bytecode Analysis)は,プログラム解析に関する詳細な知識なしで容易に利用できるように設計された Javaバイトコード解析ライブラリである.本論文では,SOBAの主要な機能や設計方針,プログラム例を紹介する.
著者
伊達 浩典 石尾 隆 松下 誠 井上 克郎
出版者
日本ソフトウェア科学会
雑誌
コンピュータ ソフトウェア (ISSN:02896540)
巻号頁・発行日
vol.32, no.1, pp.1_220-1_226, 2015-01-26 (Released:2015-02-11)

A coding pattern is a sequence of method calls and control structures, which appears repeatedly in source code. In this paper, we have extracted coding patterns of each version of ten Java programs, and then explored the number of versions in which the coding patterns appear. This paper reports the characteristics of coding patterns over versions. While learning from coding patterns is expected to help developers to perform appropriate modifications and enhancements for the software, many coding patterns are unstable as similar to the result of clone genealogy research.