著者
吉村 健太郎 菊野 亨
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.295-302, 2009-04-15

多機能化,多品種化を続ける組込みシステムにおいて,ソフトウェア開発の重要性は年々高くなっており,多くの開発技術が提案されている.ソフトウェアプロダクトラインエンジニアリング(以下,SPL)は,特に多品種製品向けに技術要素を体系化した開発方法論である.本稿では実験事例に基づいて,組込みシステム開発におけるSPLの位置付けとその導入戦略について解説する.
著者
石尾 隆 吉村 健太郎
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2011, no.12, pp.1-7, 2011-07-14
被引用文献数
1

本稿では,2011 年 5 月 21 日から 28 日まで,アメリカのハワイ州ホノルルにて開催された第 33 回ソフトウェア工学国際会議 (33rd International Conference on Software Engineering) および併設ワークショップについて紹介する.This paper reports major topics of the 33rd International Conference on Software Engineering (ICSE2011) and co-located workshops held in May 2011 in Honolulu, Hawaii, USA.
著者
岸 知二 石田 裕三 坂田 祐司 中西 恒夫 野田 夏子 野中 誠 林 好一 久住 憲嗣 山内 和幸 吉村 健太郎 鷲崎 弘宜
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
研究報告ソフトウェア工学(SE)
巻号頁・発行日
vol.2013, no.32, pp.1-3, 2013-10-17

ソフトウェアプロダクトライン国際会議(SPLC2013)が東京で開催されたので,会議の状況について報告する.We report on the 17th Software Product Line Conference was held in Tokyo, Japan.
著者
吉村 健太郎
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.48, no.2, pp.171-176, 2007-02-15
被引用文献数
5

携帯電話,デジタルカメラ,自動車等,我々の身近な電子製品において,組込みソフトウェアは製品の競争力を左右する重要な要素である.ところが,製品機能の増加に伴ってソフトウェアは大規模・複雑化しているにもかかわらず,一機種あたりの開発期間は大幅な短期化が求められている.この問題を解決するためには,組込みソフトウェアを機種間で共通化・再利用化することで,機種あたりの開発コストを低減することがきわめて重要である.本稿では,類似製品間でのソフトウェア共通化技術として産業界からも注目されているソフトウェア・プロダクトライン工学(SPLE:Software Product Line Engineering)の概要,最新の適用事例および研究トピックについて述べる.