- 著者
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竹田 宣典
石関 嘉一
青木 茂
入矢 桂史郎
- 出版者
- 公益社団法人 日本コンクリート工学会
- 雑誌
- コンクリート工学 = Concrete journal (ISSN:03871061)
- 巻号頁・発行日
- vol.49, no.12, pp.17-22, 2011-12-01
- 参考文献数
- 8
- 被引用文献数
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コンクリートの使用材料として海水や未洗浄の海砂を用いることにより,高い緻密性をもつ"海水練り・海砂コンクリート(人工岩塩層)"を開発した。海水練り・海砂コンクリートは,特殊混和剤の使用により真水を用いた通常のコンクリートに比べて内部組織が緻密になり,水密性が向上し,さらに早期強度のみならず長期強度も増大することが明らかになった。また,真水や陸砂の入手が困難な離島や沿岸地域でのコンクリート工事に適用した場合,材料の地産地消化を図ることができ,建設コストと建設時のCO<sub>2</sub>排出量を削減できることを確認した。本文では,海水練り・海砂コンクリートの性質およびコンクリート構造物への適用に関して検討した結果について述べる。