著者
神薗 洋子
出版者
弘前医療福祉大学紀要編集委員会
雑誌
弘前医療福祉大学紀要 (ISSN:21850550)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.95-100, 2012-03-30

1.思春期教室を小学校4年生とその保護者に養護教諭と分担して実施した。2.授業の方法は生命の誕生を説明し、胎児成長パネル、模型を用い、聴診器にて児童自身、保護者、友達、先生の心音を聴いてもらった。妊婦ジャケットを使用し妊婦体験を保護者とともに体験し赤ちゃん人形にて赤ちゃん抱っこを体験した。3.思春期教室の目的を踏まえ児童の感想文を①心の発達②体の発達③心や体の悩み④命の事⑤男女の違い⑥母の事の6つの項目に分析した。その結果4.①心の発達②体の発達④命の事⑥母の事については大部分の児童がふれていた。教材やモデルを使用したことで、命について真剣に考えるいい機会となった。 ③心や体の悩み⑤男女の違いについてはふれていなかった。思春期教室の構成と担当についてまた、誰の話についての感想文かを明確にする面が不備であったと考えられた。5.保護者の感想文からは子どもの誕生のこと、命のこと、家族の喜びや性教育のことなどについて述べられていた。6.教諭・養護教諭の意見・感想からは今後の思春期教室の貴重な示唆を頂いた。
著者
田中 克枝 神薗 洋子 氏田 直子 成田 智
出版者
弘前医療福祉大学紀要編集委員会
雑誌
弘前医療福祉大学紀要 (ISSN:21850550)
巻号頁・発行日
vol.4, no.1, pp.41-48, 2013-03-29

先天性聾児や難聴児に2000年以降、人工内耳装用が目覚ましい。本研究の目的は人工内耳を装用している子どもの養育者の思い、特に子どもの聴覚障害の告知後の受け止め、治療・訓練、日常的な育児に関しての思いとその時のサポート状況を明らかにすることである。研究方法は研究趣旨の了承の得られた5 名に半構成的インタビューの面接を行った。結果として、【障害が診断された時の不安、ショック】、【初期対応の仕方に対する不満と納得】【初期の母親の心理的支援の不足】【交流の場がない】【心の支えになった教育相談】子どもの発達時期における【幼児期の関わりの難しさ】【小学校選択の葛藤】【自立への援助の葛藤】などが挙げられた。よりよい支援を考えるにあたり、初期対応は母親の思いをくみ取る丁寧な対応、障害が分かってから教育相談までをつなぐ「橋渡し」、障害への価値観差のより個別的なサポートが必要であると示唆された。
著者
神薗 洋子 齋藤 亮子 小玉 有子 伊藤 久子
出版者
弘前医療福祉大学紀要編集委員会
雑誌
弘前医療福祉大学紀要 (ISSN:21850550)
巻号頁・発行日
vol.3, no.1, pp.75-84, 2012-03-30

本研究の目的は青森県中南津軽地区において小学校6年生をもつ保護者を対象に子宮頸がん、HPVワクチンについてどのように認識しているか意識調査を行い今後の健康教育、子宮頸がん予防に対する地域保健活動の基礎的資料とすることである。自記式アンケートを作成し、各小学校長に児童を通じて保護者にアンケートを配布するよう依頼し、留め置きとし回答は同封した返信用封筒で保護者が密封し、学級担任に回収、一括して送付を依頼した。回収率は73.5%だった。アンケートの質問は子宮がんについて、子宮がん検診について、HPV について、HPV ワクチンについて、HPV ワクチン接種について、自由記載とした。その結果、子宮がん検診については基礎的な知識はあるがHPV、HPV ワクチンについて認識がうすく、知識の少ない保護者がいた。子宮頸がん、HPV、HPV ワクチンについてもっと情報を必要としていることがわかった。