- 著者
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峰 隆直
福武 尚重
小亀 孝夫
鈴木 洋
小正 尚裕
大柳 光正
安冨 栄生
岩崎 忠昭
西山 利正
荒木 恒治
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.84, no.2, pp.293-295, 1995-02-10 (Released:2008-06-12)
- 参考文献数
- 6
- 被引用文献数
-
2
1
症例. 59歳.男性.発熱にて発症.入院時白血球数23400/μl (peak 33800/μl),好酸球26% (max 78%),肝機能異常を認めた.血清学的沈降反応にてイヌ回虫抗原に沈降線を認め,イヌ回虫幼虫移行症と考えチアベンダゾール投与を行ったところ,白血球数,肝エコー所見,肝機能の改善を認めた.本症は牛レバーの生食により感染し,チアベンダゾールが有効であったイヌ回虫幼虫移行症の興味深い1例と考えられた.