- 著者
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伊藤 智里
青井 則子
秋政 邦江
尾崎 公彦
- 出版者
- 川崎医療短期大学
- 雑誌
- 川崎医療短期大学紀要 (ISSN:02873028)
- 巻号頁・発行日
- no.30, pp.77-82, 2010
本研究は,オペレッタ授業を通して学生同士が学びと気づきを共有し,客観的に自らの作品発表を顧みる方法を模索することを目的とし,PPPチェックリストの様式を採用した自己評価シートを作成し,その内容について分析・考察した.自己評価するためのチェック項目を自分で作成することにより,学生が授業において感じていた思いや関心を浮き彫りにすることができた.また,教員がチェック項目を作成するためのカテゴリを提示したことで,学生は,授業の目的とねらい,達成目標を意識して確認することができた.他人に表現して観せる為には,創る側と観る側の2つの視点が必要であるが,観る視点を意識した指導をさらに強化することが今後の課題である.