著者
佐藤 真史 穴田 浩一 堤 正義
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.33-34, 2016-03-10

囲碁は、通常用いられる正方格子型の碁盤以外にも様々な形の碁盤で行うことができる。一方で、既存の研究のほとんどは正方格子型の碁盤上での着手の評価方法についてのものである。特に各交点の持つ隣接点の数が異なるような碁盤の場合、通常の囲碁で良いとされる着手が必ずしも有効とは言えない。B-Wグラフモデルおよび戦術写像は、碁盤の形状によらず対局を表現、解析できる囲碁の数理モデルである。本発表では、戦術写像を用いた機械学習法を幾つかの碁盤上で行い、共通する戦術、異なる戦術について解析する。
著者
佐藤 真史 穴田 浩一 堤 正義
雑誌
ゲームプログラミングワークショップ2013論文集
巻号頁・発行日
pp.110-113, 2013-11-01

囲碁の局面評価には様々な種類があり,そのために用いる特徴も同様である.一局を通して利用できる評価関数の構築には,それらを同じ形式で表せる必要がある.本論文で提案する評価写像の一般形のモデルである戦術写像は,xy 座標表現や石同士の相対位置,また連のダメ数など多岐にわたる特徴をグラフ理論の価数などを用いることで同一の演算で表現する.さらに,そのモデルの応用の一つとして,特徴の自動生成アルゴリズムを構築し,その有用性を検証する.