著者
羽渕 由子 仲 真紀子 立部 文崇
出版者
徳山大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2021-07-09

本研究では,日本語を母語としない面接対象者の日本語(第二言語)の会話能力を精査し,「やさしい日本語」による司法面接の特徴を抽出し(研究1),通訳を介した司法面接との比較を行い(研究2),「やさしい日本語」による面接が実施可能な範囲と基準を検討する。さらに,研究3では,研究1と研究2で得られた供述および面接映像を用いて,実務家(警察官・検察官・弁護士)を対象とした調査を行い,これらの面接で得られた供述の信用性と法的判断場面における有用性について比較・検討を行う。研究の最終年度には,研究1~3をまとめ,多様な言語話者を対象とした「やさしい日本語」による司法面接法,実施可能な範囲と基準を提示する。