著者
竹内 博樹・嶋 勝之
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.320-326, 1998-10-15 (Released:2017-04-30)

粉塵爆発は粉体の化学的性質や表面状態,粒子径および含有水分等の物理化学的性質の影響を受けるといわれている.粉塵爆発下限界濃度に及ぽす湿度の影響を,通常湿度下および低湿度下での実験により検討した.その結果,低湿度の場合,10mg/Z程度,粉塵爆発下限界濃度が低くなることが確認できた。この現象は日本粉体工業技術協会規格に準じた爆発円筒容器を用いた石松子の実験でも確認された.