著者
竹前 三喜夫
出版者
THE SOCIETY OF PHOTOGRAPHY AND IMAGING OF JAPAN
雑誌
日本写真学会誌 (ISSN:03695662)
巻号頁・発行日
vol.58, no.4, pp.373-375, 1995

マルチメディア時代の到来と共にデジタルスチルカメラが大きくクローズアップされてきている。当社でも業務用分野に焦点を合わせたSLRタイプデジタルスチルカメラを開発した。一般に此の分野のデジタルスチルカメラは既存の銀塩SLRカメラとの混用が多く, 交換レンズやアクセサリーの共用, 違和感のない操作性が重要となる。しかしながら, これまでのカメラバック方式のデジタルスチルカメラではファインダーの見難さ, 測光領域や測距領域の不都合, 撮影レンズの長焦点距離化等の問題点があった。この為, 新規開発の縮小光学系を採用してこれらの問題を解決し, 更にスピードライトのTTL調光をも可能とした。