- 著者
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竹田 有加里
- 出版者
- 福井大学
- 雑誌
- 若手研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2016-04-01
本研究では膵β細胞の長鎖脂肪酸レセプターGPR40刺激によるインスリン分泌増強作用、及び腸管ホルモンGLP-1レセプター(R)との同時刺激によるインスリン分泌相乗作用機序の解明を目的とする。長鎖脂肪酸EPA及びGPR40シグナル伝達系下流因子PKCの活性化薬は、β細胞株INS-1のインスリン分泌を増加させた。またGLP-1R (cAMP系)との同時刺激によりインスリン分泌を相乗的に増強させ、その作用はPKA阻害剤で完全に抑制されたことからGLP-1RとGPR40シグナル伝達系のクロストークが示唆された。理論研究の結果IP3Rがそのクロストークターゲットの主要因子であると示唆された。