著者
笹川 慶太 山高 博
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 第20回基礎有機化学討論会(第39回構造有機化学討論会・第59回有機反応化学討論会)
巻号頁・発行日
pp.187, 2009 (Released:2009-11-20)

無水メタノール中でのフェナシルクロリドとアルコキシドイオンとの反応においてアセタール誘導体が得られるということを報告した。このことはエポキシ中間体を経由していることを示唆した。また同時にエーテル誘導体も確認され、この2つの生成比が置換基を変えることで変化するということを見出した。種々の置換基においてのその生成比の時間変化を求め、今回の発表では更なる反応機構の詳細について議論する。