著者
秋葉 欣哉 大越 昌樹 菊池 那明 渥美 照夫 中井 浩巳
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 第20回基礎有機化学討論会(第39回構造有機化学討論会・第59回有機反応化学討論会)
巻号頁・発行日
pp.30, 2009 (Released:2009-11-20)

秋葉らは3中心4電子超原子価結合の概念に基づき、オクテットを超え、中心炭素原子が形式的に10個の価電子を収容する安定な5配位超原子価炭素化合物(10-C-5)を合成した。 本研究では、同様の概念に基づき12個の価電子を収容する、6配位超原子価炭素化合物(12-C-6)の安定構造が存在することを量子化学計算により示し、またその誘導体における置換基の影響を解析し、より安定な超原子価結合を有する12-C-6化合物を提案する。
著者
笹川 慶太 山高 博
出版者
基礎有機化学会(基礎有機化学連合討論会)
雑誌
基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集) 第20回基礎有機化学討論会(第39回構造有機化学討論会・第59回有機反応化学討論会)
巻号頁・発行日
pp.187, 2009 (Released:2009-11-20)

無水メタノール中でのフェナシルクロリドとアルコキシドイオンとの反応においてアセタール誘導体が得られるということを報告した。このことはエポキシ中間体を経由していることを示唆した。また同時にエーテル誘導体も確認され、この2つの生成比が置換基を変えることで変化するということを見出した。種々の置換基においてのその生成比の時間変化を求め、今回の発表では更なる反応機構の詳細について議論する。