著者
飯田 龍也 篠田 肇 渡邉 力也
出版者
一般社団法人 日本生物物理学会
雑誌
生物物理 (ISSN:05824052)
巻号頁・発行日
vol.63, no.2, pp.115-118, 2023 (Released:2023-05-25)
参考文献数
10

感染症診断に汎用される抗原検査やPCR検査には感度や時間にトレードオフが存在する.著者らは,これらを両立する新たな核酸診断技術:SATORI法を開発した.CRISPR-Casと1分子定量法を組合せ,~9分の短時間で6.5 aMの高感度を実現した.社会実装を目指した技術/装置開発の現状や展望を紹介する.