著者
佐藤 吉信 粂川 壮一
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.25, no.2, pp.106-115, 1986
被引用文献数
1

<p><tt><b>当該爆発災警は,バーナの調整を目的とした焼成炉試運転中に発生したものである.調査結果から,災害発生過程をA-Cモデルで系統的に記述し,MORTを用いて解析することにより,炉の設計計画及び設置作業実施に関するいくつかの安全管理上の見落し,さらにそれらの見落しを生じさせる高次の管理上の欠陥が指摘された.機審・装置の自動化の進展のなかで,調整や保全作業時のように,通常の白動運転とは異なるシステムモードで生ずる潜在危険に対しても,その抑制措置の検討を十分に行っておくことが肝 </b></tt><tt><b>要である. </b></tt></p>