著者
能田 均
出版者
福岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

生命科学の進展に果たす蛍光分析の役割は大きいが、その色素には旧来より大きな進歩はない。本研究では、生体と相互作用しにくく、丈夫で、水溶性に富み、高蛍光性の色素の開発を目的とした。開発した新規色素・糖化ローダミンは、従来にはない"生体分子と相互作用しにくい"という特性を持っている。この色素はアミノ基のラベル試薬として用いることが可能で、アミノ酸、ペプチド、タンパク質等の蛍光ラベル化が可能であった。今後の色素設計のモデルとなりうる。