著者
森 茂暁
出版者
福岡大学
雑誌
福岡大學人文論叢 (ISSN:02852764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.1457-1497, 2003-12
著者
森 茂暁
出版者
福岡大学
雑誌
福岡大學人文論叢 (ISSN:02852764)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.943-1001, 2010-12
著者
森 茂暁
出版者
福岡大学
雑誌
福岡大學人文論叢 (ISSN:02852764)
巻号頁・発行日
vol.37, no.4, pp.1271-1308, 2006-03
著者
辻 雅善
出版者
福岡大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

先の研究において、毛髪中のFatty Acid Ethyl Esters(FAEE)が飲酒量に関連があることを示し、正確な飲酒量の把握を可能にした。一連の研究において、飲酒歴のない者の毛髪中にFAEEが検出され、受動喫煙ならぬ「受動飲酒」の存在を疑った。近年、受動喫煙の有害性は知られているが、「受動飲酒」はその存在自体明らかでない。そこで、「受動飲酒」が実際に起こりうるのかを確かめ、「受動飲酒」の有害性を検討するコホート研究の足掛かりとすることを目指している。平成28年度において、新生児の毛髪中FAEEはほぼ全て同居する親の飲酒により室内空気中に揮発されたものと仮定できることを示唆した。平成29年度では、一般集団における参加者(新生児含む)から得た毛髪中のFAEE濃度をGas Chromatography Mass Spectrometry(GC/MS)にて測定することを目的とした。しかしながら、新生児の毛髪は非常に軽く且つ多量に採取することが困難であるため、現行のGC/MSによる測定法では、FAEE濃度を測定することが難しかった。そこで、平成29年度の前半において、より微量なFAEE濃度を測定するため、GC/MS/MSによる測定法の確立を目指した。GC/MS/MS(SHIMADZU, Kyoto)にZBSV(20 m×0.18 mm×0.36 μm)-BPX5(25 m×0.15 mm×0.25 μm)カラム(SGE Analytical Science, Australia)及び固相マイクロ抽出法(SPME; SUPELCO, USA)を採用することで、より微量な濃度の測定を可能にした。後半は、確立した測定法により、参加者から得た毛髪中のFAEE濃度の測定を進めた。報告時現在、40組程度の参加者に協力頂いており、現在11組の測定を終えた。今後、残りを随時測定していく。
著者
梶原 良則
出版者
福岡大学
雑誌
福岡大學人文論叢 (ISSN:02852764)
巻号頁・発行日
vol.35, no.3, pp.1499-1527, 2003-12
著者
羅 成圭
出版者
福岡大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2016-04-01

血中ビタミンD濃度が高いと持久力(有酸素性運動能力)が高いということが知られている。持久力には骨格筋のミトコンドリアが重要である。そこで我々は、ビタミンDと運動が骨格筋のミトコンドリアに及ぼす影響を検証した。ビタミンDを含まない食餌で実験動物を9週間飼育すると、骨格筋のミトコンドリア新生の指標であるPGC-1αや分裂の指標となるDrp1が減少した。しかし、融合にかかわるOPA1や品質管理にかかわるParkinは変化しなかった。一方で、通常の食餌で飼育した実験動物に運動トレーニングをおこなうと、骨格筋のビタミンD受容体が増加し、運動が骨格筋へのビタミンDの作用を高める可能性が示された。
著者
向井 克年
出版者
福岡大学
巻号頁・発行日
2019

2018
著者
鍋島 茂樹
出版者
福岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2014-04-01

本研究計画では、麻黄湯による宿主のオートファジー機構強化を介したインフルエンザウイルスに対する感染防御メカニズムを明らかにすることを目的とした。実験的にインフルエンザを感染させた細胞株にて、オートファジーの成熟阻害と細胞のアポトーシスが起こることがわかった。麻黄湯はオートファジー機能を正常化し、アポトーシスを阻害することがわかった。また、同時に麻黄湯は感染細胞が産生するIL-1β、IL-6などの炎症性サイトカインの産生を抑制する作用があることがわかった。さらに、麻黄湯はエンドゾームの酸性化を抑え、インフルエンザの脱核を阻害することがわかった。
著者
上田 和夫
出版者
福岡大学
雑誌
福岡大学研究部論集. A, 人文科学編 (ISSN:13464698)
巻号頁・発行日
vol.5, no.5, pp.1-172, 2006-03
著者
鍋島 茂樹
出版者
福岡大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

麻黄湯は古来よりインフルエンザに効果があることが知られていたが、そのメカニズムについては解明されていない。我々は、A549細胞にインフルエンザウイルス(PR8株)を感染させ、同時に麻黄湯を添加した際に、麻黄湯によりウイルス増殖が抑制されるかどうかを検討した。培養24時間後、培養液中の感染性ウイルス価、ウイルスRNAおよびウイルス蛋白は著明に減少した。次に麻黄湯の添加時期をずらして検討したところ、前処置、または感染6時間以内で最も効果が高いことがわかった。麻黄湯は、インフルエンザウイルスの感染初期に、何らかの機序でウイルスの侵入または、増殖を抑えていると考えられた。