著者
相沢 友勝 花崎 健一 岡川 啓悟
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EMD, 機構デバイス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.106, no.361, pp.17-20, 2006-11-10
被引用文献数
4

フレキシブルプリント配線板の銅箔部分に間隙を設けて重ね,この外側を絶縁された2枚の加圧用アルミニウム薄板で挟み,これらを平板状ワンターンコイルの間に挿入固定し,コンデンサ電源からコイルにインパルス電流を急激に流す.アルミニウム薄板および銅箔には,磁束が交差し,渦電流が流れ,磁気圧力が働く.この圧力と渦電流加熱により,重ねた銅箔は互いに衝突し圧接され得る.コンデンサ電源のエネルギーを1.2kJ以下に選び,銅箔部分を圧接できた.この新しい配線板銅箔圧接法の原理,方法および実験結果について述べる.