著者
芳賀 俊之 西田友是
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.89(2001-CG-104), pp.13-16, 2001-09-13

市販の画像編集ソフトには、画像に対して各種の効果を付加する機能があり、“ステンドグラス化”もその一つである。しかし、その結果は十分満足できるものではない。そこで、ボロノイ図を用いてステンドグラスの各領域を表現し、自動的にステンドグラス風画像の生成を行う手法を提案する。提案法は、大きく二つのプロセスから成り、1) 単純な操作の組み合わせにより、入力画像の特徴(輪郭等)を表現した、ボロノイ領域の生成を行うモデリングプロセスと、2) 得られた母点やボロノイ辺の情報から、よりステンドグラス風な画像を生成するレンダリングプロセスである。また、グラフィックスハードウェアを利用することで、効率的な画像生成を可能にした。