著者
高山耕平 HenryJohan 西田友是
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.443-445, 2011-03-02

今日,実際の人物を対象とした顔検出システムは数多くの研究がなされている<br />が,実際の人物でない,アニメやマンガ等に登場するキャラクターを対象とした<br />ものは少ない.そこで本稿ではこのキャラクターを対象とした顔検出手法を提案<br />する.またこれらのキャラクターには著作権が存在するものがほとんどであるの<br />で,キャラクター画像を用いてデータベースを作成しそれを用いて顔検出を行う<br />といったことをせずに,キャラクターの特徴のみを用いて顔検出を行う.具体的<br />にはまず肌の色によって顔の候補を導き出し,それらが顔として確からしいかど<br />うかをあごを中心とした輪郭形状および目や髪の対称性の条件を用いて判断して<br />いく.
著者
高山耕平 HenryJohan 西田友是
雑誌
第73回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2011, no.1, pp.443-444, 2011-03-02

今日,実際の人物を対象とした顔検出システムは数多くの研究がなされている<br />が,実際の人物でない,アニメやマンガ等に登場するキャラクターを対象とした<br />ものは少ない.そこで本稿ではこのキャラクターを対象とした顔検出手法を提案<br />する.またこれらのキャラクターには著作権が存在するものがほとんどであるの<br />で,キャラクター画像を用いてデータベースを作成しそれを用いて顔検出を行う<br />といったことをせずに,キャラクターの特徴のみを用いて顔検出を行う.具体的<br />にはまず肌の色によって顔の候補を導き出し,それらが顔として確からしいかど<br />うかをあごを中心とした輪郭形状および目や髪の対称性の条件を用いて判断して<br />いく.
著者
陳炳宇 戴士強 蕭淳澤 西田友是
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.80, pp.49-54, 2008-08-15
参考文献数
16

本稿では、我々はユーザがモーション・データ付きの 3 次元キャラクタモデルを利用することによって 2 次元の絵の中でのキャラクタを 3 次元空間でアニメーションできるシステムを提案する。このスケルトン付きの 3 次元キャラクタ・モデルは、2 次元キャラクタのシルエットにフィティングされて、テンプレート・モデルとしで使用される。2 次元キャラクタ・イメージと 3 次元テンプレート・モデルの間に対応するポイントを指定する後、本システムはテンプレート・モデルをキャラクタ・イメージにフィティングする。さらに、キャラクタ・イメージのカラーとパターンをテンプレート・モデルのテクスチャとして転送する。最終的に、ユーザは、3 次元モーション・データを利用することによって、3 次元空間でフィティングされた 3 次元キャラクタ・モデルをアニメーションできる。我々のモデル・フィティング法はキャラクタ・モデルと剛体物とも適応できるので、2 次元の絵の中での静的な物体も 3 次元モデルに変換できる。In this paper, we present a system that allows the user to animate a character in a picture in 3D space by applying an existed 3D character model with motion data. The 3D character model with skeleton rigged is used as a template model to fit the silhouette of the character in the picture. After assigning some corresponding points between the 2D character image and 3D template character model, the system then fits the model to the image and transfer the colors and patterns of the image to the model as the textures. Finally, the user can apply any motion data to animate the fitted 3D character model in 3D space. Our model fitting algorithm is general to be used for character models and rjgid-body objects, so not only the character in the picture but also the static objects can be converted to be 3D models.
著者
中前栄八郎 多田村 克己 西田友是
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.27, no.11, pp.1077-1085, 1986-11-15
被引用文献数
1

本論文は 光の鏡面反射・屈折を考慮する必要のある物体を含む画像を表示するための手法として 処理の速いスキャンラィン法を基本とし 局所的にレイトレーシング法を適用する手法を提案するものである.レイトレーシング法は 光の鏡面反射・屈折を考慮することが可能なことや 各種形状の物体を取り扱えるメリットがある一方 一般に探索する光線と物体との交点を求めるために膨大な計算時間を必要とする欠点がある.そこで 外接箱(bounding box)を用いてこの計算量を節減する手法が開発されている.しかし この手法は 光源数が増すにつれ 影の計算時間が大きな割合を占める欠点がある.これらの問題を解決し 光の鏡面反射・屈折を考慮する必要のある物体を含む画像を高速に表示するために 次のような特徴を持つ手法を提案する.1)レイトレーシング法は鏡面反射や屈折を考慮する物体のみに適用する.この際 可視面(視点からの光線と最初に交わる面)は スキャンライン法によって容易に求められるから レイトレーシング法を適用する領域を容易に局所化することができる.2)レイトレーシング法を適用する際の視点からの光線の探索および形の処理に 外接箱と影空間(shadow volume)を用いる.これにより 計算点に他の物体が影を落とすか否かの判定を高速化できる.
著者
宮崎 玲 土橋 宜典 西田友是
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.33(2002-CG-107), pp.43-48, 2002-04-19

雲などの自然現象のシミュレーションはCGにおいて重要な研究分野の一つである。とりわけ雲は景観画像の作成において重要な役割を果たす。雲は大気流体を可視化したものと言えるので、リアルな雲を作成するには、流体シミュレーションに基づく手法が有効である。本稿では、乱流の渦による特徴的な形態の積雲・積乱雲のアニメーションを作成するために、大気流体をモデル化し、偏微分方程式の数値解析をベースとしたシミュレーション手法を提案する。
著者
岩崎 慶 土橋 宜典 西田友是
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.2002, no.109(2002-CG-109), pp.41-46, 2002-11-22

コースティクスは光の集光発散によって生じる光学的効果である。コースティクスの表示に関する研究はいままでにいくつかなされてきているが、その複雑さゆえに計算コストが高いという欠点がある。近年、グラフィクスハードウエアの高性能化が急速に進んでおり、これを利用した写実的な画像生成の高速化の研究が盛んに行われている。そこで本研究では、水上から見た水中の物体にできるコースティクスをグラフィクスハードウエアを利用して高速に表示する手法を提案する。このとき、水面での視線の屈折を考慮する。提案法では、水中の物体の周辺に仮想的な平面を設定し、物体表面上のコースティックをこの平面を用いて計算し、テクスチャとして保持する。そして、リフラクションマッピングを利用することで水面における屈折を考慮する。
著者
池田英貴 西田友是 楽詠こう
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.113-114, 2012-03-06

本論文では, すすを従来より正確に考慮した物理ベースの燃焼現象のモデルを提案する. 従来の火炎現象のモデルは二つの大きな問題点を持っていた. 第一に, 従来法では炎と煙の物理モデルが異なっていたため, 炎から煙が自然に生じるシーンを描画する際に, 恣意的なパラメータ操作が必要であった. 第二に, 従来法ではレンダリングの際に必要となる光学パラメータの求め方が不正確であったため自然さが損なわれていた.そこで本論文では, すすの物理的機構を従来法よりも厳密にモデル化することによって, 炎と煙の両者を統一的に扱い, より正確に燃焼現象をレンダリングできる手法を提案する.
著者
高山耕平 HenryJohan 西田友是
雑誌
第74回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2012, no.1, pp.673-674, 2012-03-06

画像や映像の中にある人物の顔の特徴がどのようなものか,もしくはその顔が誰であるのかを自動で求める顔認識システムについては数多くの研究がなされてきた.しかし,実際の人物でない,アニメやマンガ等に登場するアニメキャラクターを対象とした顔認識は少ないといえる.そこで本稿ではこのアニメキャラクターを対象とした顔認識手法を提案する.まず,画像や映像の中にある顔の位置を肌の色やあごの形状,対称性といった特徴を用いて検出する.次に求めた顔領域から髪や目の色や形状といった特徴を抽出する.そしてこれらの抽出した特徴を他の顔から抽出した特徴と比較しどの程度類似性があるのかを判断していく.
著者
芳賀 俊之 西田友是
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.89(2001-CG-104), pp.13-16, 2001-09-13

市販の画像編集ソフトには、画像に対して各種の効果を付加する機能があり、“ステンドグラス化”もその一つである。しかし、その結果は十分満足できるものではない。そこで、ボロノイ図を用いてステンドグラスの各領域を表現し、自動的にステンドグラス風画像の生成を行う手法を提案する。提案法は、大きく二つのプロセスから成り、1) 単純な操作の組み合わせにより、入力画像の特徴(輪郭等)を表現した、ボロノイ領域の生成を行うモデリングプロセスと、2) 得られた母点やボロノイ辺の情報から、よりステンドグラス風な画像を生成するレンダリングプロセスである。また、グラフィックスハードウェアを利用することで、効率的な画像生成を可能にした。