著者
湯村 洋平 若松 孝次 井庭 崇
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告数理モデル化と問題解決(MPS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.17, pp.93-96, 2008-03-05
被引用文献数
1

本論文では,プロジェクトを推進するためのノウハウを「パターン・ランゲージ」として記述することを提案する.プロジェクト支援の方法としてなぜパターン・ランゲ ージが適しているのかについて述べた後,具体的な形式と体系について説明する.本論文では,パターンを体系化する方法として,パターンをプロジェクトの進 行フェーズに関連づける「パターンマップ」と,似た系統の問題に対するパターン同士を結びつけた「パターンネット」を提案する.さらに,プロジェクト・パターンへ のフィードバックを踏まえた修正・改善のプロセスについて紹介する.In this paper, we propose a pattern language for promoting project, which we call "Project Pattern". At first, we discuss the effectiveness and importance of describing tacit knowledge in a pattern language with a natural language. In this paper, we propose two methods in order to provide an overview of the project pattern: "Pattern Map" and "Pattern Network". We introduce our process of describing and modifying the patterns based on the feedback comments.