1 0 0 0 OA ガス自殺

著者
若生 彦治
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.26, no.2, pp.106-109, 1987-04-15 (Released:2017-11-30)

都市ガスと液化石油(LP)ガスを用いた自殺行為は,年間約千件発生しており,約250人が死亡している(消防白書,昭和60年度),特に,集合住宅でのLPガス自殺行為は,隣接住居を損壊する危険を持っている。この防止対策を考える目的で,事故調査報告書などを基に発生現況,自殺企図者の挙動を調べた.特異な挙動は予告電話などがあるが非常に少ない.おもな放出箇所が限定されていることより,既存の安全機器の併用によって未然にガス自殺は防止でぎると考えられる.
著者
若生 彦治
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.26, no.4, pp.241-243, 1987-08-15 (Released:2017-11-30)

昭和61年8月,神奈川県内にあるアルミ鋳造工場の保温加熱炉(保熱炉)が金属火災を発生した。保熱炉は,溶融状態のアルミ合金を鋳造機に供給するために設けた容器であり,鉄製るつぼと灯油バーナで構成される,バーナ点火後40min,通常ならばるっぽ内のアルミ合金が溶融し始めるころに,突然,るつぼは白熱しアルミ合金とともに流出した.その原因は,なんらかの理由でるつぼが割れ,.るつぼから流出した溶融アルミ合金とるつぽの酸化鉄が混合し,この混合物がバーナ火炎で強熱されて異常に高い温度を発生したことにあると推定される.
著者
若生 彦治
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.28, no.6, pp.432-435, 1989-12-15 (Released:2017-10-07)