著者
佐藤 康彦 茂木 和彦 喜連川 優
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.50, pp.259-260, 1995-03-15

近年のコンピュータシステムの性能の向上に伴い、莫大なデータを扱うアプリケーションに対する要求が高まっている。そのデータの記憶先として、低価格・大容量化して来ている磁気ディスク装置も考えられるが、それ以上に扱うべきデータのサイズは増大しており、より大容量の記憶装置が必要とされている。その大容量のデータを記録する記憶装置の1つとして、磁気テープをロボティクスで管理するテープ・アーカイバが存在する。現在の商用テープ・アーカイバにおいては、その容量は装置の構築時に決定され、容量を増やすためには全く独立な装置を追加することになる。また、価格的にも極めて高価である場合が多い。現在、我々はコモディティ化した小規模テープアーカイバを任意台数結合可能なスケーラブルアーカイバの研究を進めている。数十~数千台からなるシステム構築に際しては、その負荷分散が極めて重要な課題となる。本稿では、カセットマイグレーションが可能なアーカイバを用い、負荷分散機構を導入することにより、スケーラブルアーカイバの有効性について検討する。
著者
鮎川 健一郎 根本 利弘 茂木 和彦 喜連川 優 高木 幹雄
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.51, pp.119-120, 1995-09-20

近年の情報化社会の進展により様々な分野に計算機が浸透するのに伴い、莫大なデータを扱うアプリケーションに対する要求が高まっている。その大容量のデータを記録する記憶装置として、磁気テープをロボティクスで管理するテープアーカイバがある。現在の商用テープアーカイバでは、容量は装置の格納可能なテープ数で決定され、容量を増やすためには新たに独立な匡体を追加することになる。現在、我々は小規模テープアーカイバを結合することで容易にデータ容量の拡張が可能なスケーラブルアーカイバの研究を進めている。数十~数千台からなるシステム構築に際しては、テープアクセス時の負荷分散が極めて重要な課題となる。本稿では、カセット移送機構を有するスケーラブルアーカイバでのカセットマイグレーションによる負荷分散の効果をシミュレーションを行ない評価する。