著者
荻野 剛史
出版者
一般社団法人 日本社会福祉学会
雑誌
社会福祉学 (ISSN:09110232)
巻号頁・発行日
vol.46, no.3, pp.3-15, 2006-03-31 (Released:2018-07-20)
被引用文献数
1

本研究は,わが国における難民受入れと公的支援の変遷を,文献から明らかにすることを目的としている.まずインドシナ難民について,日本政府は1975年から滞在を,また1979年には定住を認め,現在ではおよそ11,000人のインドシナ難民がわが国で生活を送っている.また条約難民について,1982年から受入れが開始され,これまでおよそ330人が条約難民と認定された.また,受入れと公的支援について,いくつかの問題点が明らかになった.第一に,インドシナ難民についてその受入れ数は限定的であったこと,第二に定住のための公的な支援は定住が認められてから数年が経過してからようやく開始されたこと,第三に,条約難民について,わが国の条約難民の認定率は他国と比べきわめて低いこと,第四に定住のための公的な支援は,近年までほとんどなかった.
著者
牛嶋 昌和 湯浅 肇 荻野 剛
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告 = IEICE technical report : 信学技報 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.114, no.445, pp.7-12, 2015-02-13

磁界共振というと一次側と二次側に共振構造を持つものが広く検証されていて,共鳴フィールドを形成していると言われているが,実際には二次側共振構成だけでも効率的な電力伝送は可能であって,既に一部では実用化されている.しかしながらQ値の高い状態での理論的な検証はあまりされていなかったので,Q値の高い状態かつ二次側の共振のみのモデルを周波数解析によって検証する.