著者
菅原 毅
出版者
茨城県病害虫研究会
雑誌
茨城県病害虫研究会報 (ISSN:03862739)
巻号頁・発行日
no.13, pp.11-12, 1973-12

本県の果樹苗木検疫事業は昭和42年度から,植物防疫法の規定に基づき,果樹苗木の検疫を行ない,病害虫の発生およびまん延を防止し,果樹苗木生産の安定とその供給確保をはかることを目的に実施している。本事業発足以来,くり苗木を中心になし,うめ,りんご,かき,すもも等の検疫を実施しているが,永年作物という特殊性から,苗木から病害虫が果樹園内に持込まれると年々発生をくりかえし,大きな被害をもたらすので今後とも積極的に推進しなければならない。現在,検疫員18名,検疫補助員15名によって実施されているが,ここに本事業実施の概要を紹介するとします。