著者
菅原 章 西畑 三樹男 国井 敏弘
出版者
Japan Society of Spring Engineers
雑誌
ばね論文集 (ISSN:03856917)
巻号頁・発行日
vol.1993, no.38, pp.13-18, 1993-03-31 (Released:2010-02-26)
参考文献数
6
被引用文献数
3

工業規模で製造したCu-1.06Ni-0.96Sn-0.079P合金 (NB-109合金) に, 溶融浸漬により厚さ0.44μmのはんだあるいは, 厚さ0.66μmのSnを積層し, また電気めっきにより厚さ1.40μmのSnめっきを施し, これら表面処理材の機械的性質 (表面硬度, 引張強さ, 耐力, 伸び, 縦弾性係数, ばね限界値, 疲労強さ) 及び熱処理による特性の変化 (耐熱性, 成形加工性, 応力緩和特性, はんだ付け性) について調査した結果, 表面処理の違いによって, 機械的性質のうち表面硬度, ばね限界値, 疲労強さが, 熱処理特性のうち, 成形加工性, はんだ付け性において差を生じた。
著者
高村 壮幸 林 大作 菅原 章 中村 直人
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ET, 教育工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.703, pp.129-134, 2005-02-26
被引用文献数
3

空間認識能力にはふたつの側面があると考え, 本論文では, その両側面を活用するシステムを提案する. 実物体である立方体の側面にシルエットを描き, それをコンピュータに登録することで仮想物体を生成し, カメラにより撮影された実空間映像内の立方体にリアルタイムにオーバーレイ表示する. シルエットから物体の形状を推測することにより, 任意視点の様子から全体の様子を推測する能力の活用を促す. そして, 実物体の形状を観察し, シルエットを描くことにより, 全体の様子から任意視点の様子を推測する能力の活用を促す. さらに, 学習者が自ら創造した物体の形状をシルエットとして描くという創造的学習を加えることで学習意欲を高め, 仮想物体を実空間映像にオーバーレイ表示することにより, 高い学習効果が期待される.