- 著者
 
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             菊元 孝則
             
             宮川 俊平
             
          
 
          
          
          - 出版者
 
          - 理学療法科学学会
 
          
          
          - 雑誌
 
          - 理学療法科学 (ISSN:13411667)
 
          
          
          - 巻号頁・発行日
 
          - vol.33, no.2, pp.245-250, 2018 (Released:2018-04-27)
 
          
          
          - 参考文献数
 
          - 19
 
          
          
        
        
        
        〔目的〕本研究は,片脚着地時における矢状面上の下肢関節モーメントが,床反力垂直成分ピーク値にどのような影響を与えているか,明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕対象者は,大学女子バスケットボール部に所属している選手30名とした.三次元動作解析装置を用い,片脚着地時の矢状面上の各下肢関節モーメントを算出し,床反力垂直成分ピーク値との相関関係を検証した.〔結果〕足関節モーメントと床反力垂直成分ピーク値との間に強い負の相関関係が認められた.また,膝関節モーメントとの間には,正の相関関係が認められ,股関節モーメントとの間には,弱い正の相関関係が認められた.〔結語〕本研究の結果から,片脚着地時において足関節モーメントを高値にすることにより,床反力垂直成分ピーク値を抑える効率的な衝撃吸収となる可能性が示唆された.