著者
瀬尾 祐貴 藤井 淳一
出版者
大阪教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2023-04-01

本研究の目的は、申請者がこれまで「作用素論」において研究を進めてきたヒルベルト空間上の作用素不等式及び行列解析の手法をもとにして、量子情報幾何学や量子情報理論などの分野のさまざまな幾何学的様相に絡んだ定量的な評価を中心に考察し、その幾何学的な構造の解明を作用素論の枠組みの中で構築することを目的とする。具体的な研究項目は、・作用素論に基づく量子情報幾何学や量子情報理論における幾何学的構造の解明とその応用・多変数作用素幾何平均の観点から量子情報幾何学や量子情報理論への応用であり、近年急速に発展している量子情報幾何学や量子情報理論への大きな影響や新しい視点を与えるものである。