著者
松田 英樹 高橋 良知 細野 浩平 藤井 直哉 齋藤 隆明
出版者
北日本病害虫研究会
雑誌
北日本病害虫研究会報 (ISSN:0368623X)
巻号頁・発行日
no.70, pp.24-29, 2019-12

ピカルブトラゾクス水和剤を土壌にかん注した後に作付けした葉菜類に残留するピカルブトラゾクスとその代謝物であるTZ-1Eは定量限界未満となり,その結果,ピカルブトラゾクスとTZ-1Eをピカルブトラゾクスに換算したものの和は全ての試験区で残留基準値を下回った。本剤を土壌かん注し,約2か月経過した後のピカルブトラゾクスの減衰率は95.1~98.6%で,TZ-1Eは定量限界未満となった。そのため,水稲育苗ハウス内で使用したピカルブトラゾクス水和剤が土壌中に混入して,後作葉菜類を栽培した場合でも,残留基準値を超過するリスクは低いと考えられた。
著者
佐山 玲 篠田 光江 藤井 直哉
出版者
日本農薬学会
雑誌
日本農薬学会誌 (ISSN:21870365)
巻号頁・発行日
vol.41, no.2, pp.153-159, 2016-08-20 (Released:2017-03-01)
参考文献数
15

水稲育苗期使用薬剤であるプロベナゾール・クロラントラニリプロール粒剤を床土混和し,黒ボク土のパイプハウスで水稲育苗後,後作葉菜類(コマツナ,ホウレンソウ,シュンギク)における残留農薬基準値超過リスクについて検討した結果,当該成分の残留基準値超過リスクは低いと考えられた.