著者
藤巻 和宏
出版者
早稲田大学
雑誌
若手研究(A)
巻号頁・発行日
2008

複数の寺院や図書館等で、中世南都の宗教的事象に関わる文献資料類の調査をおこなったが、調査データを整理し、活用してゆく際に、「宗教言説史」という枠組みを構築することを目指していた。これは、文学・史学・宗教学…といった近代的な学問分類に束縛されることなく対象を取り扱うために必要な作業であり、未完成ながらも、この三年間である程度の方向性を示すことができたと考えている。