- 著者
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藤松 裕士
山崎 和彦
- 出版者
- Japanese Society for the Science of Design
- 雑誌
- 日本デザイン学会研究発表大会概要集
- 巻号頁・発行日
- pp.290, 2012 (Released:2012-06-11)
本研究では実際の通勤、通学での移動方法などを同行による調査を行い、その結果に基づいたコンセプトを設定したうえでそのコンセプトに沿ったパーソナルモビリティツールを提案することを目的とする。複数人でしようするための自動車や自動二輪車、公共のモビリティツールとして利用できる電車やバス、モビリティツールとしての有用性より娯楽性を際立たせたスケートボードやローラースケートなど。様々なモビリティツールが存在する。その中でもセグウェイをはじめとした新たなパーソナルモビリティツールが多くなっている。その一方で、日本で実際に乗っている光景を目にする事は無いので、その理由について調査を行った。セグウェイを例に挙げれば、現在の日本の法律ではセグウェイは原動機付自転車などの自動二輪車、あるいは電動車椅子に該当するが、自動二輪車としても電動車椅子としても、それぞれ異なる理由から日本の公道を走れる規格の中におさまっていないことが原因である。これらのような背景から、日本の公道を走ることができるモビリティーツールをテーマと設定した。