著者
山崎 和彦 鳥山 菜穂 永倉 由貴 前田 亜紀子
出版者
日本生理人類学会
雑誌
日本生理人類学会誌 (ISSN:13423215)
巻号頁・発行日
vol.22, no.3, pp.121-128, 2017 (Released:2017-10-31)

The airflow velocity in clothing (AVC) was measured by using the bi-directional airflow sensor in order to observe the chimney effect and the pumping effect. Eight female participants were asked to wear a separate type raincoat and they kept themselves in a stationary state or performed the rhythmic work. The climatic chamber was controlled at 23℃ or 18℃ (RH50% ). The AVC caused by chimney effect was higher at 18℃ than at 23℃ significantly. The highest value (0.43m/sec) was observed at the chest area. The pumping effect triggered by the rhythmic work caused the air in clothing flowed from the trunk towards the cuff or the hem of a raincoat and overwhelmed the chimney effect.
著者
前田 亜紀子 山崎 和彦 野尻 佳代子 栃原 裕
出版者
Japanese Society of Biometeorology
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.103-112, 2006

本研究の目的は,濡れた衣服を着用したときの体温調節反応について観察することであった.被験者は健康な成人女子11名であった.人工気候室は,気温30,25,20℃(相対湿度は80%一定)に制御された.衣服の様式は,スウェット上下(様式 S)と T シャツおよび短パン(様式 T)とし,気温と衣服の条件より 5 種条件(30S, 30T, 25S, 25T, 20S)を設定した.衣服の濡れ条件は,D(乾燥),W1(湿った),W2(びしょ濡れ)の 3 種とした.条件 D, W1, W2 における全衣服重量の平均は,様式 S では各々819, 1238, 2596 g,様式 T では各々356, 501, 759 g であった.各濡れ条件において,安静期と作業期を設けた.作業期における踏み台昇降作業のエネルギー代謝率は2.7であった.測定項目は,酸素摂取量,直腸温(Tr),平均皮膚温(Tsk),および主観申告値とした.酸素摂取量は,衣服重量および寒冷ストレスの影響を受けて変化した.Tr の値は,条件 25T と 20S では漸減した.Tsk は環境温に依存して漸減し,特に条件 20S においては著しく低下した.本研究の要点は次の通りである.1)濡れた衣服を着用した場合,気温30℃では着衣の工夫により温熱ストレスは最小に止めることができる.2)気温25℃以下では,軽装の場合,寒冷ストレスが生じ得る.3)衣類が乾燥状態であれ濡れた状態であれ,全身温冷感が中立であるとき,Tsk は約33℃であった.4)濡れた衣服条件における特色は,全身温冷感が「冷たい」側へシフトするとき,平均皮膚温が著しく低下することである.<br>
著者
前田 亜紀子 山崎 和彦 栃原 裕
出版者
一般社団法人 日本家政学会
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
vol.59, pp.6, 2007

【目的】本研究の目的は、濡れた衣服の影響について、気温、衣服様式、水分率、作業強度の各条件を組合せ、生理・心理的観点から観察することであった。【方法】被験者は健康な成人女子11名であった。人工気候室は、気温30、25、20℃(相対湿度は80%一定)に制御された。衣服様式はスウェット上下(様式S)とTシャツ短パン(様式T)とした。以上より5種条件(30S, 30T, 25S, 25T, 20S)を設定した。衣服の濡れ条件は、D(乾燥)、W1(湿った)、W2(びしょ濡れ)の3種とし、全衣服重量の平均は、様式Sでは各々819, 1,238, 2,596g、様式Tでは各々356, 501, 759gであった。各濡れ条件において、安静期と作業期を設けた。作業期における踏み台昇降作業のエネルギ代謝率は2.7であった。測定項目は、酸素摂取量、直腸温(Tr)、平均皮膚温(Tsk)、および主観申告値とした。【結果】酸素摂取量は、衣服重量および寒冷ストレスの影響を受けて変化した。Trの値は、条件25Tと20Sでは漸減した。Tskは環境温に依存して漸減し、特に条件20Sにおいては著しく低下した。本研究の要点は次の通りである。1) 濡れた衣服を着用した場合、気温30℃では着衣の工夫により温熱ストレスは最小に止めることができる。2) 気温25℃以下では、軽装の場合、寒冷ストレスが生じ得る。3) 衣類が乾燥状態であれ濡れた状態であれ、全身温冷感が中立であるとき、Tskは約33℃であった。4)濡れた衣服条件における特色は、全身温冷感が「冷たい」側へシフトするとき、平均皮膚温が著しく低下することである。
著者
水本 徹 山崎 和彦 山岡 俊樹 中平 増尚
出版者
Japan Society of Kansei Engineering
雑誌
日本感性工学会論文誌 (ISSN:18845258)
巻号頁・発行日
vol.14, no.1, pp.17-27, 2015 (Released:2015-02-10)
参考文献数
16
被引用文献数
1

Persona method is very effective method to improve customer's satisfaction. And, personas are suitable for development of BtoC (Business to Consumer) products. Facility personas are an idea that extends personas to development for BtoB (Business to Business) products. Facilities personas are personas that added organization model, facilities model and other items to conventional personas. By using facility personas, we can discuss not only about usability but also about specifications as function and performance. In this paper, we reported about how to build and how to use facility personas.
著者
前田 亜紀子 山崎 和彦 野尻 佳代子 栃原 裕
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.43, no.2, pp.103-112, 2006 (Released:2006-09-13)
参考文献数
31
被引用文献数
2

本研究の目的は,濡れた衣服を着用したときの体温調節反応について観察することであった.被験者は健康な成人女子11名であった.人工気候室は,気温30,25,20℃(相対湿度は80%一定)に制御された.衣服の様式は,スウェット上下(様式 S)と T シャツおよび短パン(様式 T)とし,気温と衣服の条件より 5 種条件(30S, 30T, 25S, 25T, 20S)を設定した.衣服の濡れ条件は,D(乾燥),W1(湿った),W2(びしょ濡れ)の 3 種とした.条件 D, W1, W2 における全衣服重量の平均は,様式 S では各々819, 1238, 2596 g,様式 T では各々356, 501, 759 g であった.各濡れ条件において,安静期と作業期を設けた.作業期における踏み台昇降作業のエネルギー代謝率は2.7であった.測定項目は,酸素摂取量,直腸温(Tr),平均皮膚温(Tsk),および主観申告値とした.酸素摂取量は,衣服重量および寒冷ストレスの影響を受けて変化した.Tr の値は,条件 25T と 20S では漸減した.Tsk は環境温に依存して漸減し,特に条件 20S においては著しく低下した.本研究の要点は次の通りである.1)濡れた衣服を着用した場合,気温30℃では着衣の工夫により温熱ストレスは最小に止めることができる.2)気温25℃以下では,軽装の場合,寒冷ストレスが生じ得る.3)衣類が乾燥状態であれ濡れた状態であれ,全身温冷感が中立であるとき,Tsk は約33℃であった.4)濡れた衣服条件における特色は,全身温冷感が「冷たい」側へシフトするとき,平均皮膚温が著しく低下することである.
著者
川島 大輝 山崎 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.64, 2017

心理学の分野において生物が生きていくためには恐怖心を抱くことは大変重要な機能である。なぜなら恐怖心を抱くことによって生物は事前に危険から身を守ることで子孫を残すことに繋がるからである。また、恐怖心は利用方法によっては楽しいという感情を作り出すことも可能であり、擬似的な危険をもたらすジェットコースターやお化け屋敷、ホラー映画などがその例に挙げられる。しかし、中にはそれらを不快に感じる人も一定数いることは事実である。そこでその恐怖を臨場感として捉えることで非日常的な体験をし、恐怖に対するネガティヴな印象を和らげられるのではないかと考える。 本研究の目的は「身近な恐怖心を楽しむためのデザイン体験」を提案することである。
著者
前田 亜紀子 山崎 和彦
出版者
群馬大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

冬季の群馬における気候と着用率の関係について、男女大学生を対象に撮影法によって検討した。気温およびWCI(風冷指数)は着用率評価に有効であった。外衣には性差が認められ、女性は寒風、男性は気温の影響を受けていた。内衣は化繊素材の下着を増加させ、現代は軽くて暖かい服装をしていた。気温24℃と30℃、Tシャツ短パン(T)と透湿性防水雨衣(P)、風雨を組み合わせた条件下で体温調節反応を観察した。弱風(1.0m/sec)、強風(4.3m/s)、弱風+雨、強風+雨に曝露した結果、風のみでは平均皮膚温が維持されたが、風雨では特に30Tにおいて著しい皮膚温低下と寒冷感がもたらされた。
著者
山崎 和彦
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.32, 2013 (Released:2013-06-20)

本研究は総合的なユーザ体験を考慮したアプローチであるユーザーエクスペリエンスデザインを支援するための手法を提案することを目的とする。 対象となるユーザーやステークホルダーのユーザ体験を、サービスや製品を企画開発する関連者が共通に理解することが重要となっている。そのためには、ユーザー体験を目的に応じて分かりやすく視覚化する必要がある。エクスペリエンスマップはユーザ体験を視覚する代表的な方法であるが、このエクスペリエンスマップの活用や作成のためのアプローチや手法は整備されているとは言い難い。本研究では、ユーザ体験を視覚するためのエクスペリエンスマップに着目して、これからの活用方法や作成のアプローチを提案することを目的とする。これからのユーザーエクスペリエンスマップ活用のアプローチの提案し、そのアプローチを実施するためにどのようにエクスペリエンスマップを制作するのか、具体的なエクスペリエンスマップの制作アプローチを提案する。
著者
石田 貴昭 山崎 和彦
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第58回研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.11, 2011 (Released:2011-06-15)

本研究はデザインプロセスにおいてよりスムーズなコミュニケーションのために視覚的効果の有効性を研究する。視覚化による新しいコミュニケーションの発見や従来のコミュニケーションを円滑に進める事が目的である。想定場面を最もコミュニケーションが重要視されるものづくりとする。さらにスピードという視点も考え、最もコミュニケーションに視覚化が有効に使われる方法を研究する。そして本研究を実際のデザインプロセスの中で活用する事を目的とする。
著者
藤松 裕士 山崎 和彦
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.290, 2012 (Released:2012-06-11)

本研究では実際の通勤、通学での移動方法などを同行による調査を行い、その結果に基づいたコンセプトを設定したうえでそのコンセプトに沿ったパーソナルモビリティツールを提案することを目的とする。複数人でしようするための自動車や自動二輪車、公共のモビリティツールとして利用できる電車やバス、モビリティツールとしての有用性より娯楽性を際立たせたスケートボードやローラースケートなど。様々なモビリティツールが存在する。その中でもセグウェイをはじめとした新たなパーソナルモビリティツールが多くなっている。その一方で、日本で実際に乗っている光景を目にする事は無いので、その理由について調査を行った。セグウェイを例に挙げれば、現在の日本の法律ではセグウェイは原動機付自転車などの自動二輪車、あるいは電動車椅子に該当するが、自動二輪車としても電動車椅子としても、それぞれ異なる理由から日本の公道を走れる規格の中におさまっていないことが原因である。これらのような背景から、日本の公道を走ることができるモビリティーツールをテーマと設定した。
著者
山崎 和彦 爲我井 敦史 堀 雅洋
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究 (ISSN:09108173)
巻号頁・発行日
vol.60, no.6, pp.6_95-6_102, 2014-03-31 (Released:2014-06-10)
参考文献数
17

ユーザビリティ評価におけるインスペクション法では,実際に動作するプロトタイプやエンドユーザーの協力を必要としない.しかし,ユーザビリティ評価について実践的スキルを有する専門家の不足により,インスペクション法を適切に実施することは必ずしも容易でない.本研究では,ユーザビリティ評価の初心者として大学生の協力を得て,2種類のインスペクション法を用いてユーザビリティ評価を実施し予備的検討を行った.その結果,初心者がインスペクション法を実施する際に直面する主要な問題点が,対象ユーザー視点ならびに対象箇所の指定に関わるものであることを確認した.そして,それらの問題点への方策として,対象ユーザーの特徴分解法および壁を利用したヒューリスティック法を提案する.その上で,提案手法をユーザビリティ評価の初心者に使用してもらい,携帯電話端末の評価を行ない,その有用性を検証するとともに提案手法の利点と課題について考察する.
著者
木村 和寛 山崎 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.60, 2013

本研究では人間中心設計(HCD)を基本としたデザインプロセスを活用して、映画をあまり観に行かない日本の20代女性をターゲットユーザにした映画を楽しく観に行くことをサポートするサービスデザインを提案する。現状調査、ユーザ調査、コンセプト抽出、アイデア展開、簡易プロトタイプの制作、詳細プロトタイプの制作、ユーザ評価のプロセスを踏み、最終成果物として、俳優で映画を楽しむタブレット向けアプリケーションを制作した。このアプリケーションは、日本の20代女性が映画の情報の中でも出演俳優を重要に考えていることや、1人では映画を観ない傾向にあることがインタビュー調査でわかったので、そのヒントをもとにアイデアを出した。好きな俳優のコミュニティを友達同士でつくり、映画に誘いあって観に行くことを促すSNSとなっている。ユーザは好きな俳優を探して、友達と盛り上がっているうちに映画の情報を得て、無理なく友達と映画を観に行くことができる。このサービスを通して若者の映画離れの問題を解決し、映画産業を活発にすることができると考える。
著者
山崎 和彦
出版者
特定非営利活動法人 人間中心設計推進機構
雑誌
人間中心設計 (ISSN:18829635)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.34-39, 2005-05-18 (Released:2021-12-07)
参考文献数
13

The purpose of this study is to explore a design approach to user experience design. This paper describes a design approach to user experience design based on user centered design as a platform method. To approach user experience design, universal design, brand design and smile design are described as a part of extension from user centered design. And also, two case study of user experience design are described.
著者
村井 貴行 山崎 和彦
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.189, 2014 (Released:2014-07-04)

本研究は「若者向け競馬アプリケーションの提案」というテーマで、これから競馬を始める初心者向けの競馬アプリケーションを提案する。本研究では対象とするユーザがアプリケーションを通して魅力的な競馬体験ができることを目標とする。本研究の背景は、競馬はイギリス発祥の紳士のスポーツであるが、日本の競馬は人気が落ちてきている。特に若い人の競馬離れが競馬の売り上げの減少に影響している。現在、競馬を行うにあたり使用するツールは主に競馬新聞で、これから競馬を始める競馬初心者も競馬経験者と同様に競馬新聞を使用するケースが多い。競馬新聞は競馬情報の多くを文字で表している。また、競馬新聞は内容の多くを競馬の専門用語で表している。このため競馬初心者は競馬新聞の内容を読み取ることができず、競馬を楽しむことができないことが現状である。競馬を始めることが難しいことが現在の若い人の競馬離れに繋がり、競馬の売り上げ減少の原因になっている。本研究の目的は競馬初心者の若者のための、競馬情報をわかりやすく視覚表現したアプリケーションを提案し、競馬初心者が競馬経験者と同様に競馬を楽しむことで多くの人に競馬の魅力を伝えることである。
著者
長塩 真也 山崎 和彦
出版者
日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
vol.62, 2015

交通量が少ない空港では、空港の交通情報や気象情報を提供する運航情報官が配置されていない。他空港にいる運航情報官は、遠隔操作できるカメラや気象情報などを利用して運航情報官が配置されていない空港の状況を確認し、パイロットへ情報を提供する他飛行場援助業務を行っている。今後、航空機の交通量が増加することを考慮すると、インタフェースの使用者である運航情報官にとって使いやすいデザインにすることが求められている。そのために、業務の分析を行い、問題点や改善のポイントを見つけ出した。その結果を基に、ディスプレイのレイアウト検討のための簡易的なプロトタイプを制作し、ユーザー評価からデザインの方向性を探ろうとしている。今後はそのユーザー評価の結果を基に、レイアウトを定めてより具体的なデザイン提案へと進めていく。
著者
山崎 和彦 野尻 佳代子 佐藤 庸子 石橋 圭太 樋口 重和 前田 亨史
出版者
日本生理人類学会
雑誌
日本生理人類学会誌 (ISSN:13423215)
巻号頁・発行日
vol.11, no.1, pp.21-28, 2006
参考文献数
20
被引用文献数
9

The purposes of the present study were to observe the thermoregulatory responses from view points of sex difference, seasonal difference between winter and summer, and susceptibility to the heat (atugari) and the cold (samugari). The subjects were 13 females (20.5±0.5yrs, 159.2±6.4cm, 52.1±6.9kg) and 16 males (20.8±1.6yrs, 172.8±4.5cm, 61.6±6.3kg). They put on shorts or underpants, T-shirts and short pants. In the evening, the climatic chamber was controlled at 24℃ RH50%, the temperature increased to 29℃ over 60 minutes gradually. The subjects kept the sitting position. Measurement items were oral temperature, skin temperature, body weight, heart rate, blood pressure and subjective sensations. We determined atugari and samugari according to the subjective sensations of whole body during exposure. The main results were as follows. (1) The classification of atugari and samugari by self judgment did not always agree with the results of exposure experiments, (2) The skin temperatures were winter > summer in the body stem area and winter < summer in the peripheral area in male and female. (3) The skin temperatures were male < female in the body stem area and male > female in the limbs area. (4) Males felt warm in winter than in summer, and they felt warm than females in winter. (5) The values of subjective sensation were atugari > samugari generally. We guessed that the evening exposure produced these phenomena.