- 著者
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藤田 房之
高田 義広
松本 健一
鳥居 宏次
- 出版者
- 一般社団法人電子情報通信学会
- 雑誌
- 電子情報通信学会技術研究報告. SS, ソフトウェアサイエンス
- 巻号頁・発行日
- vol.93, no.244, pp.73-80, 1993-09-21
ソフトウェアの生産性や品質は,プログラマの能力に大きく依存することが指摘されている.しかし,プログラマの能力を客観的に測定するために収集すべきデータの種類や収集の方法は明らかになっていない.本報告では,プログラマのテスト・デバッグ能力を評価するための準備段階として,テスト・デバッグ過程の状態遷移のモデルを提案する.更に,提案するモデルのパラメータの推定に必要となる状態遷移時刻を,プログラマが入力したキーストロークのデータから自動的に推定する計測環境について述べる.評価実験の結果,開発した計測環境を用いることにより,プログラマの作業状況を撮影したビデオを観察することなしに,プログラマの状態遷移時刻の特定が可能であることが分かった.