著者
西川 麻樹 原 正彦
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

マルチエージェントシステムとは要素内情報の分布が揺らぐ局所的相互作用システムである。 本報告ではこの揺らぎを極端に拡大し「揺らぎを測る基準」すら揺らぐような状況から基準や秩序が自己組織化する過程を研究した。 結果として脳と身体の関係のようなソフトな中央集権化体制や貨幣的な物々交換の尺度となるものが出現する。このようなシステムでの中央集権化と非効率性のトレードオフなどについて報告する。
著者
西川 麻樹
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

組織の行為は、二重の内部観測的プロセスを含む。組織構成要素となるエージェント達による「内部観測=相互観測=組織内コミュニケーション」、組織全体を単一エージェントとした場合の「選択=環境の観測=意思決定」である。 本研究では、生物や人間の持つ内部観測=認知機構を利用した組織モデルに、人工知能に与えるタスクを学習させることで、組織デザインに内部観測的プロセスを応用するフレームワークを模索する。