著者
西村 慎一
出版者
京都大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2009

海綿に由来する抗真菌化合物theonellamideは細胞膜中のステロールと相互作用することで分裂酵母において細胞壁の異常合成を誘導する。本研究ではこの現象に着目して生体膜の恒常性を維持するメカニズムの解明を試みた。その結果、細胞骨格や細胞膜センサー等がtheonellamideの作用と密接な関連を持つことが明らかとなり、それらが細胞膜構造の維持に働いている可能性が示唆された。