著者
越仲 孝文 西脇 大輔 山田 敬嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. PRMU, パターン認識・メディア理解 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.649, pp.45-52, 2000-02-22

筆記体英字列における文字同士の変形の依存関係や, ブロック体英字列および数字列における筆者間変動のような, 文字列中の文字の変形の相互依存関係を記述するため, 連続隠れマルコフモデル(HMM)の各状態に文字パタンの確率密度関数を配置した, 文字パターンのbigramモデルを提案する.提案するモデルでは, 文字パタン同士の連接の起こりやすさを状態遷移確率で表すことにより, 文字列中の他の文字パタンの形状も考慮した文字認識が可能となる.数字列データに対する認識実験では, 従来手法と比較していくらかの性能改善がみられた.また, 文字列中の文字を認識する際に, その直前の文字の形状を考慮する本手法の特性を生かした筆者適応効果が確認された.
著者
越仲 孝文 西脇 大輔 山田 敬嗣
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1995, no.2, 1995-03-27
被引用文献数
1

漢数字"一","二","三"およびセパレータ"|","ノ"などからなる文字列は住所文字列において出現頻度が高く,ストロークの位置関係を考慮しない通常の方式で切り出し認識は困難である.この問題を解決するために,ストロークの線分特徴を用いて、文字列を認識ペースで切り出す方法について検討したので報告する.