著者
神戸 満 佐藤 理 角田 弘和
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会 年会・大会予稿集 2007年春の年会
巻号頁・発行日
pp.200, 2007 (Released:2007-04-18)

電気出力200 kWのリチウム冷却月面用高速炉:RAPID-Lは、新概念のLi-6を用いる自己作動型反応度制御装置 LEM, LIMおよびLRMを備える。今回の設計見直しでは、打ち上げ失敗にともなう火災でも誤起動できないようポイズンロッドを追加した。さらに起動に要する外部エネルギーを低減するため、200℃温態待機温度まで外部エネルギーで加熱した後は、核加熱で昇温する方式とした。このような制御系の構成を示す。